こんにちは、タマです。
今回は最近注目の遠隔医療に関するETFであるEDOCを調べてみました。
遠隔医療とは
令和元年7月に改訂された「オンライン診療の適切な実施に関する指針」によると、遠隔医療とは「情報通信機器を活用した健康増進、医療に関する行為」と定義されているようです。
厚生労働省:オンライン診療に関するホームページ
コロナウイルスの感染拡大防止策としてはもちろんですが、AI技術を活用したデジタル医療分野(ヘルステック)の成長を考えると遠隔医療のニーズは更に高まってきそうですよね。
遠隔医療ETF
遠隔医療関連の銘柄はたくさんありますが、個別銘柄を細かく分析して判断するのはやはり難しいです。そんなときは遠隔医療に関する銘柄全体に投資できるETFがおすすめです。
EDOC

そこで今回紹介するのがEDOC(Global X Telemedicine & Digital Health ETF)です。
このETFは「Solactive Telemedicine & Digital Health Index」に連動する投資成果を目指すETFになります。
遠隔医療とデジタルヘルスの分野の発展から利益を受ける可能性のある企業への投資を目指します。遠隔医療、医療情報分析、通信機能付き医療機器、医療事務のデジタル化などの事業を行っている企業を含みます。
https://globalxetfs.co.jp/funds/edoc/
GlobalXのホームページでは上記のように記載されています。
基本情報
最近できたETFです。経費率が若干高いですね。
構成銘柄

現時点での構成銘柄第一位は日本企業のエムスリーです!
エムスリーは医療従事者を対象とした医療ポータルサイトm3.comのサービスを行っている企業で、時価総額は6.6兆円もあります。これはパナソニックや三菱商事、ホンダなんかよりも大きいです。
その他の銘柄もヘルステックやヘルスケア機器、ヘルスケアサービスに関連した銘柄がほとんどで、地域別の構成比率は米国が8割を占めています。
パフォーマンス
3ヶ月(%) | 3年(%) | 5年(%) | |
EDOC | 15.10 | – | – |
VHT | 9.33 | 14.72 | 12.28 |
VOO | 11.57 | 13.83 | 14.81 |
EDOCは最近できたばかりなので3ヶ月のパフォーマンスのみ記載しました。
VHTはバンガード社のヘルスケアETFですが、3ヶ月のパフォーマンスはそれを上回っています。
そもそもヘルスケアセクターはここ3年間のパフォーマンスがS&P500を上回っているので、セクター別の投資先としても非常に優秀です。その中でも特に遠隔医療に注目だ!と思うのであればEDOCという選択も面白そうです。

青:EDOC、赤:S&P500、緑:VHT
EDOCの設定日から比較するとやはりS&P500よりも優れたパフォーマンスを叩き出しています。
まとめ
今回は遠隔医療ETFであるEDOCを紹介しました。
経費率が少し高いですが、今後の遠隔医療ブームとAI技術を活用したヘルステック分野の成長を考えるとまだまだ上昇の余地がありそうですね。
個別銘柄の分析が大変だという方はこうしたETFを活用するのも良いのではないでしょうか。
なお、投資は自己責任で。