ぽんこつぼーいタマです。
投資初心者の中には投資の面白さに気がつき、「投資を趣味のように取り組みたい!」と感じる人もいるのかなと思います。
しかし、私は趣味の投資と仕事の投資は別物だと考えるべきだと思います。
2つの運用スタイル
投資における運用スタイルは様々あると思いますが、ここでは「趣味としての投資」と「仕事としての投資」の2種類の運用スタイルについて考えてみます。
趣味としての投資
投資を趣味にしている人の特徴は、投資を楽しんでいるというところだと思います。
損するリスクを抱えながらも、そのドキドキ感を楽しみながら利益を得ることを目的としています。キャピタルゲイン(値上がり益)に特化したスタイルだと言えそうです。
投資スタイル
趣味としての投資では、短期的な株価の変動を狙う場合や将来大きく成長する銘柄に中・長期的に投資をする方法などが考えられます。
どちらの場合も、キャピタルゲインを重視した投資スタイルなので、投資先を複数銘柄に分散させるよりも特定銘柄に集中させたほうが良いでしょう。
ある程度リスクのある手法なので、損切りなども考えておく必要があります。
注意点
趣味として投資を楽しむのは決して悪いことではありません。
どんな趣味にもある程度のお金はかかります。海外旅行が好きな人はそれなりに多くの出費が伴いますよね。投資だって損失が出ることがありますが、それを趣味としての支出だと考えるのであればおかしなことではないと思います。しかし、自分が使えるお金の範囲を超えた支出(損失)は良くありません。
趣味としての投資は余裕資金でやることが鉄則です。
SBIネオモバイル証券を使えば1株から購入できるため、少額投資を趣味にするのは良いかもしれません。
ドキドキを楽しみながら利益を得る
仕事としての投資
投資を仕事として考えている人の特徴は、楽しむよりも目的達成のための手段として取り組んでいるところだと思います。
ここでの仕事というのは専業で投資をするというわけではなく、お金に働かせてお金を稼ぐことを指します。
投資スタイル
仕事としての投資では、キャピタルゲインによる資産形成も考えられますが、配当所得といったインカムゲインも考えられますね。
こちらのスタイルでもどの商品に投資をするのかを選ぶ楽しさはありますが、目的に合わせてお金を管理していくという作業が大半なので、趣味で取り組むよりも退屈な投資と言えそうです。
投資先が特定商品に偏ってしまうと下落したときに大きな損失が出てしまいます。よって、投資先は分散させ、しっかりとリスクコントロールをする必要があります。
注意点
仕事としての投資で一番重要なことは、投資を目的としてはいけないということです。
あくまでも「資産形成」や「配当所得」といった目的を達成するための手段として、お金にお金を稼いでもらう(投資をする)わけで、投資をすることにこだわってはいけません。
しっかりと目的に合わせた運用方法を考え、それをコツコツと継続させていくことが求められます。
こちらの場合はつみたてNISAなどの制度をフル活用した長期的な運用がおすすめです。
じっくり資産を育てる
あなたの投資はどっち?
ここまでで2つの運用スタイルについてわかりました。
では、皆さんの運用スタイルはどちらになりますか。

俺は投資が好きだ!テンバガーを狙っている!

30歳で資産1,000万円作りたい!
自分がどちらかを考えるには、自分自身の目的を明確にしておく必要があります。
一発を狙って大きな利益を得ることを目的とした場合、高配当株で値上がりの期待できない銘柄を保有するのは目的に合わないですよね。
30歳で資産○○万円作ることを目的とした場合、短期的な値動きに振り回されるべきではないですよね。
一番重要なのは、「自分の運用スタイルは目的に合っているのか」ということです。
目標設定
投資に限らず、あらゆることにおいて目標を持つことは大切ですが、今回は投資における目標設定について考えてみます。
なぜ投資?
一般的な投資の目標として「お金を増やす」ということが考えられますが、これは投資を行う上での目標としては弱いです。なぜなら投資でなければいけない理由がないからです。

本業や副業を頑張れば収入は増やせるからね
そうなるともっと具体的な目標設定が必要になりそうです。
目標値・時間・リスク
まずは以下の例を考えてみます。
北海道から沖縄まで1日で移動する
北海道から沖縄まで1ヶ月で移動する
どちらも目標は「北海道から沖縄まで移動する」ということですが、目標達成までの時間に大きな差があります。1日で移動する場合を考えると飛行機を使うしかなさそうですが、1ヶ月あるなら車でもいけそうです。
つまり、目標到達までの時間によって、使える手段は変わってくるのです。
また、この時間が短いほどリスクは高くなり、時間が長いほどリスクは低くなります。
同じ目標でも、時間という要素が加わるだけで全く別物なるのですから、目標を設定する際は「目標値」「時間」「リスク」の3つについて考える必要がありそうです。
目標値・時間・リスクで考える
運用スタイルは目標に合わせる
上記内容を含めて考えると「30歳で資産1,000万円」や「5年後に配当収入50万円」といった具体的な目標を考えたほうが良いですね。
では、目標設定方法がわかった上で、自分の運用スタイルを振り返ってみましょう。
- あなたの運用スタイルはリスクを取りすぎていないでしょうか。
- そもそも投資にこだわる必要があるのでしょうか。
- 投資以外の手段はないのでしょうか。
- その運用スタイルで目標は達成できるでしょうか。
正しい目標設定ができると、自分にとって最適な運用スタイルが見えてくると思います。
まとめ
今回は運用スタイルと投資目標について考えてみました。
私も自分自信の運用スタイルを振り返ってみたいと思います。