こんにちは、タマです。
今回は米国株のショートボリュームを調べる方法を解説します。
- ショートボリュームがどれくらい溜まっているのか確認したい!
- ショートカバーを予測したい!
ショートボリュームの確認方法
米国株のショートボリュームはFintelというサイトから確認できます。
確認方法

まず、トップページ左上より調べたい銘柄のティッカーシンボルを入力します。
今回はAAPLで調べてみます。

検索すると様々な項目が表示されますが、調べたい銘柄と一致していればどの項目を選んでも大丈夫なので、どれか1つを選んでクリックしてください。

その銘柄のページが表示されたら「Short Interest」をクリックします。

移動後のページ中盤に「Short Volume」という項目が出てくるのでこれが目的の情報となります。
ショートボリュームの見方
AAPLのショートボリュームを見てみたいと思います。


AAPLの場合はこのようになっており、現在のShort Volume Ratioは19.06%となっています。
Short Volume Ratioとは空売り比率のことで、1日の売り注文全体に対して空売りの割合がどれくらいあるかを示しています。
ショートボリュームやその比率が高いということは下がると予想している人が多いことを意味しますが、空売りを決済する際は買い戻しが行われるので、それが株価上昇のきっかけになることがあります。
今回のAAPLの場合は空売り比率はそこまで高くないことがわかりますね。
空売り比率が高い場合
では空売り比率が高い場合はどのようになるのかをチャートと一緒に確認してみたいと思います。今回はRIDEのデータを用います。


RIDEは5/17〜19にかけてショートボリュームが大きくなっています。これは株価が下がると予想した投資家が多いことを意味します。
しかし、その予想は外れてしまい、下記チャートのように株価は下がるどころか上昇していきます。

そして結果的にはそのショートボリュームの一部は買い戻され、5/19〜20で株価は約17%も上昇しました。
これがショートカバーによる株価上昇ですね。
もちろん様々な要因が合わさったものなので、必ずしもショートカバーだけの上昇ではありませんが。
ショートスクイズ
ショートカバーに似た言葉としてショートスクイズがあります。
ショートスクイズとは、株価が急騰したことで空売りを行っている投資家が損失を限定するためにショートポジションを決済するときに起きる現象で、株価がさらに跳ね上がることです。
株式の購入は最悪失敗しても投資金額を失うだけで済みますが、空売りの場合は株価が上がれば上がるほど損失が大きくなる非常にリスクの高い手法です。
したがって、株価が急騰した際は損失を限定するためにショートポジションを引き上げる動きが働きやすく、急騰中の株式に空売りの買い戻しを行うのでさらに株価が上昇することになります。
以前話題になったロビンフッダー達によるGameStopの株価急騰もこのショートスクイズによるものです。
まとめ
今回はFintelを使ったショートボリュームの確認方法を解説しました。
皆さんの投資判断に役立ててください。
shortvolume.com
ショートボリュームを確認するサイトとしてshortvolume.comというサイトがあります。
こちらはFintelよりも簡単に調べることができるので、もし興味がある方はこちらもチェックしてみてください。
ショートボリューム専門サイトなので使い方は見ればわかると思います。