投資

【節税】損切りと損出しって何が違うの?損出しを上手く使って節税だ!

こんにちは、タマです。

今回は「損切り」と「損出し」の違いについて解説します。

損切りと損出し

損切りとは

損切りとは、損失を抱えている保有株式等を売却して損失を確定させ、それ以上損失が膨らまないようにすることです。

自ら損を認めることになるのでなかなか損切りする気になれませんが、下落した株式の回復が見込めない場合は損切りして損失がそれ以上膨らまないように対策したほうが良いですよね。

ぴよ吉
ぴよ吉
もうこの株はおしまいだーーーーー

もし回復が見込める場合は下落してもそのままの状態にしておく「塩漬け」や、下落した株式を購入して平均取得単価を引き下げる「ナンピン買い」が有効です。

ただし、その見極めはとても難しいのでハイリスクな銘柄ほど損切りルールを設けてトレードするのが一般的です。

損出しとは

損出しとは、損失を抱えている保有株式等を売却して損失を確定させ、確定利益をあえて減らすことで税負担を軽減することです。

損失を確定させるのは損切りと同じですが、それぞれで目的が異なります。

なお、損出しを行う場合は次の条件を満たしている必要があります。

  • 今年確定した利益がある
  • 保有株式に含み損のものがある

税金は含み益にしかかかりませんから、当然ながら利益が出ていなければ損出しする意味がありませんよね。(繰越控除を行うことで翌年以降に活かすことはできる)

また、損出しはあくまでも税負担を軽減させることが目的なので、損失を確定させた銘柄は再び買い戻します。

損切り:それ以上損失が膨らまないようにする

損出し:確定利益を減らして税負担を軽減する




損出しを行う理由

損切りと損出しの違いがわかったところで、なぜ損出しをする必要があるのかを考えてみましょう。

今回は例として50万円の損失と100万円の確定利益が出ている場合を想定してみます。

損出しなし損出しあり
確定利益100万円100万円
損出しなし50万円
最終確定損益100万円50万円
税金203,150円101,575円

100万円の利益に対してかかる税金は、100万円 × 20.315% = 203,150円です。

一方、50万円の損出しを行った場合は確定利益が100万円 – 50万円 = 50万円となり、ここにかかる税金は50万円 × 20.315% = 101,575円となります。

ぴよ吉
ぴよ吉
損出しをするだけでこんなに違いが出るのか!

損出しを行ったあとは同じ銘柄の買い戻しを行うため、損出しをしない場合とする場合とでは保有銘柄の状態に違いはありません。(手数料や損出し中の価格変動は無視する)

つまり、損出しを行うことで約10万円の節税になるわけです。

実際は税金の先送りです。



損出しを行うタイミング

最終受渡日より前に行う

損出しは最終取引日までに行えば良いのではなく、その2営業日前の最終受渡日までに実施する必要があります。

これを1日でも過ぎてしまうと翌年の損失として扱われるため、節税効果は得られません。

したがって、最終日ギリギリまで粘るのではなく、12月に入ったタイミングで損出しを行うのがおすすめです。

含み損を解消したいとき

損出しは同一銘柄を買い戻すため、損失が出ている銘柄をあえて損出しして含み損を解消し、精神的負担を和らげることもできます。

このとき、節税効果が得られるかはその年が終わってみないとわかりませんが、ポートフォリオから含み損がなくなるのはとても気分が良いですよね。

含み損がストレスに感じる場合は損出しするのもアリです。




損出しの注意点

損出しを行う際は同一営業日に買い戻しを行ってはいけません

なぜかと言うと、同一営業日に買い戻しを行うと買いが先にあったものとみなして取得単価が平均化されてしまうからです。

例えば1000円で購入した100株を600円で売却し、同じ日に600円で買い戻しをしたとします。通常であれば取得単価は600円と考えたくなりますが、この場合だと(1000円 + 600円) ÷ 2 = 800円となり、取得単価は800円として扱われます。

つまり、同一営業日に買い戻しを行うと損出しの効果が薄れてしまうわけですね。

なので、損出しを考える場合は翌日以降に買い戻しを行いましょう。

取得単価の平均化は現物で取引した場合の話です。信用取引は下記手順で同一営業日でも平均化されずに損出しできます。

  1. 現物の含み損銘柄を売却
  2. 同一営業日に信用買いで買い戻す
  3. 翌営業日に②の銘柄を現引きする



まとめ

今回は「損切り」と「損出し」のついて解説しました。

自ら損を確定させるのは勇気がいりますが、仮に年間を通じて損失が出た場合でも「繰越控除」によって損失を3年間繰り越すことができます。

そうすれば今後利益が出た際も余計な税金を払わなくて済むので損失も味方にして上手くやりくりしましょう。

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