ぽんこつぼーいタマです。
今回は「大学入学前から始める就職活動対策」というテーマで書いていきます。
就職活動
就職活動の取り組み方は人によって様々ですが、基本的には大学3年生の夏頃から始まります。
私は理系大学工学部でしたが、周りの友人が就職活動を始めたのは大学3年生の冬頃でした。
理系の人はやりたいことや専攻がはっきりしているので、そんなに早くから活動しなくても決まってしまうというところがあるかと思います。
単に忙しいだけの場合もありますが…。
スケジュールを見ると企業によっても様々であることがわかります。
そもそも就活ではどんな対策が必要なの?

就活では主に以下の3つの対策が必要です。
- 筆記試験
- 履歴書やエントリーシート
- 面接
この中でも特に重要なのは面接です。
筆記試験
筆記試験では国語や数学的な能力に関する問題や性格検査のような問題があります。
企業によっては小論文やプログラミング試験もあるようです。
でも筆記試験の対策はそこまで重要ではありません。
なぜならこれらの内容は中学レベルだからです。
最初は難しいと感じても、やっていくと徐々に慣れていきます。
倍率が高い企業では筆記試験の結果によって落とされる可能性がありますが、早めのうちから特訓しておけば大丈夫です。
筆記試験結果を参考程度にしか扱っていない会社もたくさんあります。
履歴書やエントリーシート
エントリーシートは選考に使われる書類ですが、履歴書は公的な書類として非常に重要なものとなっています。
相手に伝わる文章を書くことも重要ですが、ミスのない完璧な書類を作成する必要があります。
そういう意味では中身も重要ですし、書き方も問われるため、対策が必要であることがわかります。
提示された文字数の中でどうやって自分を表現するかが課題となります。
面接
就活において一番重要なのは面接です。
どれだけ筆記試験の点数が良くても、履歴書の中身が完璧でも、コミュニケーションができない人間は落とされます。
話す内容はもちろんですが、話し方や態度・仕草も重要になります。
逆に考えると、面接さえ完璧にこなせるなら就活は怖くありません。
むしろ楽しく感じるでしょう。
大学入学前から始める就職活動対策

就職活動はある程度の時期になると徐々に始まるわけですが、ここである大きな問題に直面します。
それは、履歴書に書くことや面接で話す話題がない!という問題です。
履歴書や面接では「学生時代に頑張ったこと」や「これまでに最も苦労した経験」などを聞かれることがあります。
これらは就活において一般的な質問なのですが、いざ考えてみると自信を持って話せるネタがなかったりします。
もし就活時にそのような状況になってしまうと、自分がこれまでに経験したことの中からネタをひねり出さなければいけなくなります。
例として、話題がバイトだけの人を考えてみましょう。
学生時代に頑張ったこと: バイト
自己PR: バイトに関連したPR
長所: バイトに関連した長所
苦労したこと: バイト
このように、「君は大学4年間でバイトしかしていないの?」という状況になってしまうのです。
就職活動はすでに始まっている
就活はその時期になってから始まると思っている人が多くいるのですが、それは間違いです。
上記に書いたように、就活では学生時代に頑張ったことや経験など、これまでの活動に関して聞かれることがほとんどです。
つまり、学生として生活している今このときこそ、就活において重要な中身に直結するのです。
エントリーシート対策や面接対策なんて言われますが、それはあくまでも書き方や話し方を良くするだけの対策に過ぎません。
就活生になってからその人がこれまでに経験した内容が良くなるわけではなく、すでに経験したことをできる限り頑張って良く見せるだけなんです。
経験そのものが薄っぺらい場合は、面接等が大変になることは容易に想像できますよね。
就職活動対策は入学前から始められる
大学は4年間あるわけですが、就活を考えると実質は2年半ほどの経験を話すことになります。
2年半もあれば色々なことがありそうなものですが、就活として話すことを考えるとそうでもなかったりします。
だったら入学前の今から始めちゃえば良くない?
それだけのことです。
私がおすすめするのは以下の6つです。
星はおすすめ度です。
- サークル ★☆☆☆☆
- アルバイト ★★☆☆☆
- ボランティア ★★☆☆☆
- インターンシップ ★★★★★
- 留学 ★★★★★
- その他
サークル ★☆☆☆☆

就活で話しやすい活動してサークルがあります。
個人的にはそこまでおすすめしませんが、仲間との連帯感や活動など、PRできるきっかけを作りやすいので良いと思います。
ただ、サークルに関することを話す就活生は多くいるため、内容や話し方は工夫する必要があります。
サークルは学内の活動もありますが、インカレサークルと呼ばれる他大学の学生と交流できるサークルもあるので、興味がある人は入学前から調べておきましょう。
就活だけでなく、幅広い人間関係は様々なメリットがありますよ。
アルバイト ★★☆☆☆
バイトだけしかやっていないというのは良くないのですが、手軽にできるという意味ではやはり有効です。
ここで重要なのは何も考えずにただ働いてお金を得るのではなく、しっかりと頭で考えながら仕事をするということです。
アルバイトだとしても働く上では色々なことを考えるはずです。
もっと効率的にするためにはどうすればよいか、どういったところに問題があるのか、それをどうやって改善すべきかなど。
そういう考えや、それに対する行動が大切なのです。
バイトなんだからそこまでしたくないという人もいるでしょう。
そうなんです。
バイトってそんなことを考えなくても時間が過ぎればお金がもらえる。
比較的誰でもできてしまう仕事だからこそ、就活でのウケが良くないんです。
だからこそ、聞きたくなるようなアピールポイントを見つけましょう。
ボランティア ★★☆☆☆

人のために何かをする。
そういったボランティア経験は就活でも活かすことができます。
話すネタとしても良いですし、自己PRや志望動機にも活かすことができるでしょう。
しかし、単にボランティアをやりましたというだけでは意味がありません。
どうしてボランティアをしようと思ったのか、そこから何を学んだのかを伝えられないとダメです。
アルバイト同様に頭でしっかりと考えながら取り組みましょう。
インターンシップ ★★★★★
インターンシップを簡単に言うと就労体験ですね。
企業が学生に対して就労体験の場と機会を提供し、そこに学生が参加するものです。
アルバイトは自分の時間をお金にするようなものですが、インターンシップは時間を経験にするものです。
したがって、お金を稼ぐという意味ではアルバイトの方が良いかもしれませんが、貴重な体験をするという意味ではインターンシップの方が良いでしょう。
これを就活で考えてみるとどちらが良いかは明らかですよね。
特に長期インターンシップでは、実際の業務に近い仕事を任せてくれることも多々あるため、学生にも関わらず中途採用に近いビジネス経験を積んでいる人も少なくありません。
その企業や業界、職種を知るための経験としても非常に効果的です。
大学3年生になってから取り組もうと思っても手遅れなので、今のうちからインターンシップ先を探しておきましょう。
留学 ★★★★★

説明するまでもないかもしれません。
ハードルは高いですが、アピールするネタとしては非常に良いです。
ただし、課外活動として取り組んだ場合に限り有効ですかね。
大学や学科によっては授業の一環として留学することもあるでしょうけど、それは授業だから行っただけです。
もちろんアピールできないわけではありませんが、話し方は工夫する必要があります。
留学経験と同時に語学力がアピールできると更に良いですね。
逆に語学力が伴っていないと…。
留学できる余裕がある人はあまり興味がなくても考えてみてください。
無駄にはなりませんよ。
その他

その他として私がアピールした活動を紹介します。
1つ目がWebサイトの運営経験です。
私は高校生の頃にWebサイトを立ち上げ、大学2年生の頃まで運営していました。
内容については伏せますが、アクセス数がかなりあったので、その経験は話すネタとして非常に有効でした。
特にSE系の職種に関する企業の面接では面白いくらいに面接官の食いつきが良かったです。

2つ目はアプリ開発経験です。
少しだけプログラミングができるので、アプリ開発等を行いました。
しかも、個人ではなく、他に人を誘ってチームで取り組みました。
当然ながら開発自体の経験もネタになりますが、チームで取り組んだ経験も非常に有効です。
実際の仕事も個人ではなく、チームで取り組みことがほとんどですからね。
複数人でやるからこその課題やその解決方法、そこから何を得たのかなど、面接官の食いつきが良かったです。
これらの経験はプログラミングなどの知識や技術が必要となるため、少し難しく感じるかもしれません。
ですが、今では無料教材で誰でも学習できる環境が整っていますし、取り組むこと自体に意味があります。
理系だから向いているといったことはないので、文系の人も挑戦してほしいなと思います。
特にIT系の企業を視野に入れている場合は良い経験になると思いますよ。
まとめ
就職活動対策は入学前からでも始められます。
むしろ、高校生の頃からこんなことに取り組んでいました!と、言えたほうがすごいですよね。
ネタとしてはもちろんですが、自分自身の経験としても無駄にはなりませんので、様々なことに挑戦してほしいなと思います。