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人気米国ETFをまとめてみた!(VT,VTI,SPYD,HDV,VYM,VIG,QQQ,VOO)

ぽんこつぼーいタマです。

今回は人気がある米国ETFについてまとめてみました。

VTとVTI

VTとVTIは世界全体に投資するか、米国全体に投資するかの違いです。

それぞれの違いを細かく見てみましょう。

VT

正式名称は「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」です。これ1本で新興国を含む世界47カ国の株式に投資ができます。世界経済全体が成長すると考えるのであれば、これを持っておくだけで十分な感じがします。

基本情報
  • 運用会社:バンガード社
  • 設定日:2008年
  • 銘柄数:約8,000銘柄
  • 経費率:0.08%


組入上位10銘柄は以下の通りです。

銘柄構成比率
Microsoft Corp. 2.64800 %
Apple Inc. 2.32800 %
Amazon.com Inc. 1.81000 %
Facebook Inc. Class A 0.88400 %
Alphabet Inc. Class C 0.82600 %
Johnson & Johnson 0.77300 %
Alibaba Group Holding Ltd. ADR 0.75800 %
Alphabet Inc. Class A 0.71900 %
Nestle SA 0.65500 %
Tencent Holdings Ltd. 0.62500 %


誰もが知っているような銘柄がずらりと並んでいます。構成比率が一番高いものでも約2.5%なので、非常に分散されていることがわかります。

次にセクター別の構成比率です。

セクター構成比率
金融19.4%
テクノロジー18.7%
資本財12.8%
ヘルスケア12.6%
消費サービス11.9%
消費財10.9%
素材3.9%
石油・ガス3.6%
公益3.5%
電気通信2.7%


ある程度分散されていますが、多少の偏りはありますね。

VTは全世界に分散されているとしていますが、実際は北米エリアだけで約60%を占めるため、米国一本よりは分散されている感じです。今後の世界人口の増加によって新興国市場も伸びる可能性があるため、米国以外の株式もまとめて保有できるのはメリットとして考えられそうです。

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
※2020/3/31データ

VTI

VT同様にバンガード社が運営するインデックスファンドです。正式名称は「バンガード・トータル・ストックETF」です。米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%に投資しています。

つまり、米国株式全体に投資をするというイメージですね。

基本情報
  • 運用会社:バンガード社
  • 設定日:2001年
  • 銘柄数:約3,600銘柄
  • 経費率:0.03%


組入上位10銘柄は以下の通りです。

銘柄構成比率
Microsoft Corp. 4.78700 %
Apple Inc. 4.04600 %
Amazon.com Inc. 3.27000 %
Facebook Inc. 1.59700 %
Alphabet Inc. Class A 1.38600 %
Berkshire Hathaway Inc. 1.38100 %
Johnson & Johnson 1.37300 %
Alphabet Inc. Class C 1.35100 %
Visa Inc. 1.09800 %
Procter & Gamble Co. 1.09200 %


VTと同じく有名企業がずらりです。構成比率はVTよりも高いですね。

次にセクター別の構成比率です。

セクター構成比率
テクノロジー24.4%
金融17.4%
ヘルスケア14.7%
消費サービス13.5%
資本財12.0%
消費財8.1%
公益3.5%
石油・ガス2.5%
電気通信2.0%
素材1.9%


「テクノロジー」と「金融」が大きな割合を占めていますが、それ外にも分散されていることがわかります。

今後も「米国市場が世界で一番だ」と考えるのであれば、非常におすすめだと言えそうです。過去のデータを見ても米国市場のパフォーマンスは優れているため、高いリターンが期待できるかもしれません。

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)
※2020/3/31データ

VTとVTIの比較

VTとVTIのチャートを比較してみます。

緑:VTI、青:VT、期間:10年

チャートを見るとわかるように、最近ではVTIがVTを大きく引き離していることがわかります。

あくまでも過去のデータだけで判断すると、米国のみの投資が一番良いかもしれません。しかし、今後はどうなるかわからないため、全世界への投資も有効的だと考えられます。

SPYDとHDVとVYM

これらは高配当ETFと呼ばれるものです。

それぞれの違いを見てみましょう。

SPYD

正式名称は「SPDR ポートフォリオ S&P500 高配当株式ETF」です。S&P500のうち、高配当株上位80銘柄に投資しています。とにかく高配当株にこだわったETFと言えそうです。

基本情報
  • 運用会社:ステート・ストリート社
  • 設定日:2015年
  • 銘柄数:80銘柄
  • 経費率:0.07%
  • 配当率:約6%


組入上位10銘柄は以下の通りです。

銘柄構成比率
Gilead Sciences Inc.2.56%
General Mills Inc.2.27%
Digital Realty Trust Inc.2.26%
Crown Castle International Corp2.14%
AbbVie Inc.2.11%
Cardinal Health Inc.1.98%
Kraft Heinz Company1.93%
Pfizer Inc.1.92%
Dominion Energy Inc1.89%
Verizon Communications Inc.1.88%


聞いたことがない企業が多い気がします。構成比率が一番高い銘柄でも約2.5%ほどなので、比較的分散されているような感じですね。

次にセクター別の構成比率です。

セクター構成比率
不動産18.14%
金融13.45%
エネルギー12.65%
生活必需品11.43%
公益事業11.05%
ヘルスケア8.58%
素材7.21%
一般消費財・サービス6.30%
コミュニケーション・サービス6.15%
情報技術5.03%


「不動産」「金融」「エネルギー」セクターの比率が高いです。高配当な銘柄に偏っているため、不安定なセクターが多いように感じます。

また、SPYDは均等加重平均なので、時価総額の小さな小企業も大企業と同じだけ構成されています。小型株は値動きが激しい銘柄多いため、急落・暴落の影響を受けやすいです。

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ
※2020/5/11データ

HDV

正式名称は「iシェアーズ コア 米国高配当株ETF」です。モーニングスタ社が算出する「モーニングスター配当フォーカス指数」を連動対象とし、配当水準が比較的高い米国株式と同等の成果をあげることを目指しています。

基本情報
  • 運用会社:ブラックロック社
  • 設定日:2011年
  • 銘柄数:約75銘柄
  • 経費率:0.08%
  • 配当率:約4%


組入上位10銘柄は以下の通りです。

銘柄構成比率
EXXON MOBIL CORP10.38%
AT&T INC8.12%
JOHNSON & JOHNSON7.32%
CHEVRON CORP7.10%
VERIZON COMMUNICATIONS INC6.77%
PFIZER INC6.44%
CISCO SYSTEMS INC4.49%
MERCK & CO INC3.95%
PEPSICO INC3.57%
COCA-COLA3.48


知っている銘柄が多いように感じます。構成比率はだいぶ偏りがあるように思えます。

次にセクター別の構成比率です。

セクター構成比率
エネルギー27.58%
ヘルスケア20.72%
通信15.27%
生活必需品9.29%
公益事業8.49%
情報技術7.66%
金融5.59%
資本財・サービス3.21%
一般消費財・サービス1.25%
素材0.58%


「エネルギー」「ヘルスケア」の比率が非常に大きいです。これらだけでも全体の半分近くを占めています。しかし、SPYDよりは比較的安定した銘柄が多く組み込まれているような感じがします。

ブラックロック・ファンド・アドバイザーズ
※2020/5/11データ

VYM

正式名称は「バンガード・米国高配当株式ETF」です。VYMは「FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス」という米国株式の高配当な約400銘柄から構成されるインデックスのパフォーマンスへの連動を目指しています。

基本情報
  • 運用会社:バンガード社
  • 設定日:2006年
  • 銘柄数:約400銘柄
  • 経費率:0.06%
  • 配当率:約3%


組入上位10銘柄は以下の通りです。

銘柄構成比率
Johnson & Johnson 4.27400 %
JPMorgan Chase & Co. 3.44400 %
Procter & Gamble Co. 3.28500 %
Intel Corp. 2.84200 %
Verizon Communications Inc. 2.72800 %
AT&T Inc. 2.61000 %
Merck & Co. Inc. 2.40400 %
Pfizer Inc. 2.22700 %
Coca-Cola Co. 2.08000 %
Cisco Systems Inc. 2.06600 %


知っている有名企業が多いですね。HDVとは雰囲気が少し違います。構成比率を見ても比較的分散されているように感じます。

次にセクター別の構成比率です。

セクター構成比率
ヘルスケア16.2%
金融15.8%
消費財15.0%
テクノロジー11.2%
公益10.0%
消費サービス9.1%
資本財8.4%
石油・ガス5.5%
電気通信5.5%
素材3.3%


「ヘルスケア」「金融」「消費財」の比率が大きいです。比較的安定してそうなセクターに偏っている気がします。

バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)
※2020/3/31データ

SPYDとHDVとVYMの比較

SPYDとHDVとVYMのチャートを比較してみます。

緑:SPYD、青:HDV、黄:VYM、期間:10年

SPYDは設定日が2015年なので、それに合わせたグラフは以下の通りです。

ETFreplay.com

緑:SPYD、青:HDV、黄:VYM、期間:4年

コロナショックの暴落前まではSPYDとVYMが似たような推移をしていましたが、暴落が起きるとSPYDが大きく下落していることがわかりますね。SPYDの項目でも触れていますが、暴落に弱い不安定な銘柄が多く組み入れられているためだと考えられます。

チャートだけを見るとVYMが一番良さそうですが、配当利回りが物足りない感じがします。どれを選ぶかは好みの問題かもしれません。

VTIとVYMの比較

VTIとVYMのチャートを比較してみます。

緑:VTI、青:VYM、期間:5年

チャートを見るとVTIのほうが優れているように見えますね。パフォーマンスを求める場合がVTIを選ぶ必要がありそうです。

しかし、VYMはあくまでも高配当ETFです。VTIとは目的が異なります。したがって、インカムゲインをもらいつつ、キャピタルゲインを狙うという目的であればVYMは優れていると判断できそうです。

VIG

VIG

正式名称は「バンガード・米国増配株式ETF」です。連続増配銘柄で構成されているETFになります。

基本情報
  • 運用会社:バンガード社
  • 設定日:2006年
  • 銘柄数:約180銘柄
  • 経費率:0.06%
  • 配当率:約1.8%


組入上位10銘柄は以下の通りです。

銘柄構成比率
Microsoft Corp. 5.85500 %
Walmart Inc. 4.77400 %
Procter & Gamble Co. 4.64200 %
Visa Inc. Class A 4.42500 %
Johnson & Johnson 3.99200 %
Comcast Corp. Class A 3.20500 %
Abbott Laboratories 2.86000 %
McDonald’s Corp. 2.61200 %
Costco Wholesale Corp. 2.59200 %
Medtronic plc 2.50000 %


有名企業が多いですね。

次にセクター別の構成比率です。

セクター構成比率
資本財25.0%
消費サービス20.0%
ヘルスケア12.6%
消費財11.5%
金融10.8%
テクノロジー10.1%
公益6.6%
素材3.4%


「資本財」「消費サービス」の比率が大きいです。

連続増配銘柄は景気に影響されづらい成熟したディフェンシブ銘柄が多いです。

バンガード・米国増配株式ETF(VIG)
※2020/3/31

VIGとVYMの比較

VIGとVYMのチャートを比較してみます。

ETFreplay.com

緑:VIG、青:VYM、期間:10年

以前はVYMのほうが上回っていましたが、直近の5年間ではVIGのほうがパフォーマンスが優れています。

したがって、VIGは増配と値上がり益の両方が期待できるETFと言えそうです。個人的にはポートフォリオの一部に組み込んでバランスを整えるのに利用するのが良さそうだと感じました。

QQQ

QQQ

正式名称は「インベスコQQQ信託シリーズ1」です。ナスダックに上場している企業のうち、時価総額上位100銘柄で構成されるナスダック100指数への連動を目指しています。

基本情報
  • 運用会社:インベスコ社
  • 設定日:1999年
  • 銘柄数:約180銘柄
  • 経費率:0.2%
  • 配当率:約0.7%


組入上位10銘柄は以下の通りです。

銘柄構成比率
Microsoft Corp11.87%
Apple Inc11.52%
Amazon.com Inc10.02%
Facebook Inc4.29%
Alphabet Inc(GOOGL)4.04%
Alphabet Inc(GOOG)4.00%
Intel Corp2.74%
NVIDIA Corp2.10%
Netflix Inc2.06%
PepsiCo Inc1.99%


ノリノリな企業がたくさん入っている感じですね。しかし、「GAFAM」と呼ばれる企業で全体の40%以上を占めています。

次にセクター別の構成比率です。

セクター構成比率
情報技術47.22%
通信サービス20.44%
一般消費財16.26%
ヘルスケア7.88%
生活必需品5.38%
産業2.09%
公益0.72%


「情報技術」が圧倒的な割合を占めています。今まで紹介したETFと比較してキラキラ度が桁違いですね。成長株ファンドとしてこれからもどんどん伸びていきそうです。

Invesco QQQ
※2020/5/12データ

QQQとVTIの比較

QQQとVTIのチャートを比較してみます。

緑:QQQ、青:VTI、期間:10年

チャートを見るとQQQが圧倒的なパフォーマンスを発揮しています。とにかくハイテクセクターで超ハイパフォーマンスを目指しているような感じです。

コロナショックで暴落しましたが、それでもほとんど戻ってきました。成長株で構成されながら暴落にも強いとなれば、今後もびっくりするようなパフォーマンスを叩き出すかもしれません。

VOO

VOO

正式名称は「バンガード・S&P500 ETF」です。S&P500に連動したインデックスファンドのETFです。

基本情報
  • 運用会社:バンガード社
  • 設定日:2010年
  • 銘柄数:約500銘柄
  • 経費率:0.03%
  • 配当率:約1.5%


組入上位10銘柄は以下の通りです。

銘柄構成比率
Microsoft Corp. 5.58100 %
Apple Inc. 4.92700 %
Amazon.com Inc. 3.76700 %
Facebook Inc. Class A 1.86200 %
Berkshire Hathaway Inc. Class B 1.61600 %
Alphabet Inc. Class C 1.61500 %
Alphabet Inc. Class A 1.61200 %
Johnson & Johnson 1.60100 %
Visa Inc. Class A 1.27900 %
Procter & Gamble Co. 1.27300 %


有名企業が多いですね。

次にセクター別の構成比率です。

セクター構成比率
情報技術25.5%
ヘルスケア15.4%
金融10.9%
通信サービス10.7%
一般消費財9.8%
資本財8.2%
生活必需品7.8%
公益3.6%
不動産3.0%
エネルギー2.7%
素材2.4%


「情報技術」の割合が高いです。それでもある程度は分散されているように感じます。

バンガード・S&P500 ETF(VOO)
※2020/3/31データ

VOOとVTIの比較

VOOとVTIのチャートを比較してみます。

緑:VOO、青:VTI、期間:10年

10年通してVOOのほうがVTIよりもパフォーマンスが優れているようです。

VTIには小型株も含まれているため、小型株の成長を期待するのであればVTI、そうでないならVOOが良いかもしれません。

まとめ

米国ETFにはそれぞれの個性があるため、自分の目的にあったETFを選んだり、組み合わせることが大切だと思います。

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【学費自腹で借金640万円】貧乏人が経済的自由を目指す | 30歳までに資産2,000万円 | 社会人1年目 | 23歳 | 一人暮らし | つみたてNISA | 投資信託 | 米国株 | ブログ | 奨学金